JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 日本代表 > U-22 2015年 > 国際親善試合 [2015/3/11] > 最新ニュース一覧 > U-22日本代表、親善試合でミャンマーに大勝 ~オリンピック1次予選へ弾み~

ニュース

U-22日本代表、親善試合でミャンマーに大勝 ~オリンピック1次予選へ弾み~

2015年03月12日

U-22日本代表、親善試合でミャンマーに大勝 ~オリンピック1次予選へ弾み~

リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU-22日本代表チームは3月11日(水)、千葉のフクダ電子アリーナで行われた国際親善試合でU-22ミャンマー代表と対戦し、FW鈴木武蔵選手とMF中島翔哉選手の両選手が4得点するなど9-0の圧勝。今月下旬に始まるオリンピック1次予選を兼ねたAFC U-23選手権2016予選へ弾みをつけました。

試合開始に先立ってスタジアムでは、4年前のこの日に発生した東日本大震災の犠牲者を悼んで、ピッチ上に並んだ両チームの選手たちとマッチオフィシャルとともに、黙とうが捧げられました。

今月27日からマレーシアで開催される予選へ向けて調整中の日本は、立ち上がりからボールを支配して積極的に攻めに出ます。すると9分、左サイドからパスを受けたMF原川力選手がシュートを打ち、相手GKがファンブル。こぼれたボールをゴール前に詰めていた鈴木選手が押し込んで先制します。

13分には、鈴木選手からのパスを受けた中島選手が決めて2-0にし、さらに21分にはDF岩波拓也選手がCKに頭で合わせて3-0。その4分後には鈴木選手が山中選手からのクロスをヘディングで叩き込みます。

41分には中盤で3~4人が相手を取り囲んでボールを奪うと中島選手、FW荒野拓磨選手とつなぎ、最後は再び鈴木選手がペナルティエリアに切り込んで右足でゴールネットを揺らしてハットトリックを達成。その1分後と前半アディショナルタイムには、中島選手がたて続けにゴールを決めて自身3得点目をマーク。チームは7-0で折り返しました。

日本は後半、GKを含めて5人の選手を入れ替えて臨み、攻撃の手を緩めることはありません。51分には右サイド深くまで攻め上がったDF松原健選手がクロスをあげ、これを鈴木選手が左足で捉えてゴールネットを揺らして、リードを広げます。さらに60分には中島選手が後半から交代出場のMF野津田岳人選手のクロスに頭であわせて9-0にしました。

ミャンマーは65分にGKとバックライン2人を入れ替えて、守備の安定を図ります。日本同様、予選へ向けて調整を図っているミャンマーは、アウェイでの闘いながらも守備的な戦術はとらず、敏捷性を感じさせる動きで細かいパスをつなぎ、スピードとキープ力のあるMFネイ・リン・トゥン選手、FWシン・トゥヤー選手らを中心に果敢に攻めますが、日本の守備陣に阻まれてシュートを打つまでにはいきません。

それでも83分にはFWカウン・サ・ナイン選手がペナルティエリアに切り込んで近い距離から日本ゴールを狙いましたが、GK中村航輔選手がセーブ。日本は9-0で試合を終えました。

U-22日本代表チームは15日に再び集合して1次予選開催地のマレーシアへ移動し、現地での調整に入ります。Iグループに入った日本は3月27日にマカオ、29日にベトナム、31日にマレーシアと対戦します。

予選では43チームが10グループに分かれて戦い、各グループ1位と2位の中で上位5チームがAFC U-23選手権開催国のカタールと共に、オリンピック最終予選を兼ねた来年1月の選手権本大会へ駒を進めます。

監督・選手コメント

手倉森誠 U-22日本代表監督
昨年から1年間活動してきたチームのコンセプトを表現し、勝つために良い判断をしてプレーし、これからの日本のサッカーの可能性を示すべく全力を尽くそうと臨みました。また、4年前の東日本大震災でいまだに多くの人々が苦しんでいる中で、自分たちはそういう方々の光にならなければいけないという話を選手たちにして、特別に編集した映像も見せて臨みました。

点差はつきましたが、最後まで手を抜かずにやってくれたと満足しています。前を向いてゴールを獲る姿勢が見られ、前半の得点では精度もあったと思いますが、後半はスピードを上げたところで少しクオリティを欠いていました。後半のメンバーは試合感覚をもう少し上げていかないとならないと感じましたし、得点に関しても、今日の得点者以外の選手がもう少し多くゴールに絡めるようになることが、1次予選への課題だと捉えています。多少クオリティを欠いた部分はこれから高めて、1次予選へ向かいたいと思います。

FW  鈴木武蔵 選手(アルビレックス新潟)
3・11ということで、復興のために必死に戦っているみなさんに自分たちができることはサッカーで勇気づけることなので、この試合でみんなに希望を与えたいと思っていました。4得点の中ではクロスからの得点が一番印象に残っています。良いボールが来ました。ヘディングは練習していた形で、結果を出せたのは良かったですが、相手のレベルが上がると厳しい部分はあると思います。もっと自分自身がレベルアップして、いろいろなバリエーションで点を取れるように練習していきたいです。個人としてもチームとしてもちょっとミスが多かった時間帯もあったので、そこを修正して、1次予選では自分たちのサッカーをもっと示したいと思っています。

MF  遠藤航 選手(湘南ベルマーレ)
相手のクオリティもありますが、今日点を取れたということは収穫にしていいと思います。後半もう少し取れればよかったですが、シンガポール戦と今日の試合とでいい攻撃のイメージができていると思うので、そこは継続しながら1次予選へ向かっていきたいですし、より厳しい相手を想定して普段の練習から取り組んでいきたいです。予選では連戦になるので、全員が試合に関わってしっかりと勝点3を取ることが大事です。相手のことよりも、自分たちがするべきことをしないと結果は付いてこないので、まずは自分の仕事とチームとして何をしなくてはいけないかを考えながら臨みたいです。

MF  原川力 選手(京都サンガFC)
(先制点につながった場面は)シュートミスでした。あそこは練習している角度なので、しっかり決めたかったですが、得点につながってよかったです。僕の中ではかなりミスが多かったですし、ゲームコントロールもうまくできていなかったので、9-0という結果の部分も大事ですが、中身に目を向けていきたいと思っています。現地に入ったら予選への緊張感もより高まると思いますが、(現地合流する)FW久保選手とは久しぶりにプレーするので、楽しみです。

MF  中島翔哉 選手(FC東京)
このチームが国内で行った初めての試合で勝てたのは良かったです。4得点もなかなかないことなのでうれしいですが、それ以外でもやれることを増やさなくてはいけないという思いの方が強くて、まだまだ成長しないとならないと感じています。パスミスが多かったですし、個人としてはプレーが遅く、タイミングの良いパスやドリブルが遅いというところもあったので、そこは課題だと感じました。予選は本当に大事なので、それまでにどれだけ成長できるか、そこが大事だと考えています。

チー・ルウィン ミャンマーU-22代表監督
日本の勝利を祝福します。今後、シンガポールやタイ、ベトナム、マレーシアなどとの対戦を想定して、そこで勝つために、今日は攻撃的な戦術で臨みました。結果的には我々は9-0という大差で負けましたが、AFC U-23選手権予選やその後の東南アジア競技会へ向けても、もっと準備をしていかなくてはならないと学びました。貴重な経験を得たと思っています。

JFA-TV

  • 3/11 中島翔哉 選手 ミャンマー代表戦後インタビュー

  • 3/11 遠藤航 選手 ミャンマー代表戦後インタビュー

  • 3/11 鈴木武蔵 選手  ミャンマー代表戦後インタビュー

国際親善試合 

2015年3月11日(水)
U-22日本代表 対 U-22ミャンマー代表
千葉/フクダ電子アリーナ
試合詳細結果などはこちら

アーカイブ
日本代表
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー