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ブリンカールが前回開催大会に続いて頂点に! JFA バーモントカップ 第32回全日本U-12フットサル選手権大会

2022年08月08日

ブリンカールが前回開催大会に続いて頂点に! JFA バーモントカップ 第32回全日本U-12フットサル選手権大会

JFA バーモントカップ 第32回全日本U-12フットサル選手権大会は8月7日(日)、大会最終日を行い、ブリンカールFC(愛知)が優勝を果たしました。コロナ禍における2年間の大会中止があったものの、前回開催大会に続く戴冠で、大会史上初の連覇達成です。

準々決勝4試合のうち3試合が、2点差以内で決着しました。一番の接戦となったのは、マリオフットサルスクール(静岡)とレガーロFC山口(山口)の対戦です。第1ピリオドから両チーム合わせて5ゴールを取り合い、得点は生まれなかったものの緊張感ある第2ピリオドの攻防を経て、マリオフットサルスクールが3-2で準決勝へと進みました。

一方、準々決勝で爆発したのがヴィッセル神戸U-12(兵庫)でした。山下真翔選手と浅田連選手がともに3得点するなど、全9ゴール。勢いは準決勝でも続き、山下選手と浅田選手の計4得点で2度の優勝経験がある江南南サッカー少年団(埼玉)を4-1で破り、ブリンカールとともに決勝へ進みました。

決勝はいきなり動きました。開始1分、左サイドでボールを持ったブリンカールの加藤健選手が一気にスピードアップ。ゴールへ突進すると、そのまま先制点をたたき込みました。相手の虚を突くように、先制から1分も経たないうちに中根佳祐選手が中央突破から追加点。ボールを持てば全員がゴールを目指してプレーするブリンカールが、一気に流れをつかみました。

ヴィッセル神戸はパスワークで打開を図るものの、自分で奪い切ろうというそれぞれの意識とプレー強度、さらに周囲がサポートに集まるブリンカールの厚い壁を打ち破れません。第2ピリオドにPKで1点を返すまでには、3得点を追加されていました。試合終了まで攻守に前に出る姿勢を打ち出したブリンカールが、6-1と大勝。U-12年代の頂点に輝きました。

監督・選手コメント

古居俊平 監督(ブリンカールFC)
コロナ禍で、練習試合を含めて思うようなチーム強化ができませんでした。もっと強いチームがいるはずだと想像力を膨らませながら、OBも含めて多くの人の力を借りて、フットサルの火を消さないため、競技力向上のために自主的に大会も開き、チームで高いものを追求してきた結果だと思います。ずっとイメージしてきた通りの大会に出て、最後には優勝達成なんて、出来過ぎだと思います。バーモントカップは、未来への扉が開かれる大会です。ぜひこれからも続けてほしいです。

中根佳祐 選手(ブリンカールFC)
優勝できたのは、日頃からプレー強度高く、しつこい守備やシュートを決め切る練習をしてきたからだと思います。コロナ禍で全国大会がないという辛い思いをした先輩たちの分も頑張ろうとチームで話して、大会に挑みました。守備の最後の部分で強くいくことなど、できていないこともあったので、大会を通しての出来は100点満点中95点です。でも決勝は、今までで一番良い試合ができたと思います。

坪内秀介 監督(ヴィッセル神戸U-12)
決勝では相手のプレー強度が高く、うまく数的優位をつくられました。少年サッカーは8人制ですから、5人制のフットサルでは選手にかかる戦術的負担が増えます。この中でプレーしていれば、大きなピッチでは余裕が出てくると思います。今回流した悔し涙を、次にどう生かすかが大事です。幸い、普段プレーしているサッカーの全国大会も控えています。同じ全国の舞台で悔しさを晴らせるよう、選手たちには頑張ってほしいです。

松本暢佑 監督(江南南サッカー少年団)
サッカーの県大会があったので、2カ月ほどフットサルをやっていない「ぶっつけ本番」でした。少しずつ慣れてきたのですが、準決勝ではヴィッセル神戸さんのうまさを細かいところでも感じました。全国大会の緊張感はつくり出せるものではないので、この雰囲気の中でプレーした経験は、巣立った後にも役立つはずです。子どもたちは「緊張している」と言っていましたが、それでいいんです。この経験が5年後、10年後に生きていくといいですね。

大会期間:2022年8月5日(金)~2022年8月7日(日)
会場:東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館・屋内球技場

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