宮城県
鮮やかな決勝ゴールでベガルタ仙台ジュニアが2年連続10回目の全国へ！
ベガルタ仙台ジュニア 1-0(前半1-0、後半0-0) FCセレスタ
JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大宮城県大会の決勝が11月17日(日)、みやぎ生協めぐみ野サッカー場で行われました。決勝戦は、昨年に続く連覇を狙うベガルタ仙台ジュニアと、初の決勝戦進出を果たしたFCセレスタの対戦となりました。
強風が吹き荒れる中で迎えた一戦、風上に立ったベガルタ仙台は、テクニックを活かした仕掛けから再三相手ゴール前に迫り、FWの伊藤琉斗選手らが決定的なチャンスに持ち込みます。一方、FCセレスタもDFの久保都夢選手らを軸とした統率の取れた守備で粘り強く守り、カウンターからMF針生涼太選手の鋭いサイドへの突破に繋げるなど、持ち味を見せて得点を狙っていきます。
その中、試合が動いたのは16分。ベガルタ仙台が得た左CKからDF似内久穏選手が左足で蹴り込んだボールは一度相手にクリアされますが、ゴール前中央にこぼれたボールに反応したMF阿部琉海選手が右足ダイレクトで豪快に蹴り込んだシュートがゴールマウスに吸い込まれ、ベガルタ仙台が1-0と1点をリードして前半を折り返します。
後半は、風上に立ったFCセレスタが果敢に反撃を試みます。DFの吉田理央選手の果敢な前線へのオーバーラップや、強烈な左足キックでゴールに迫る齋藤柚來選手、抜群の身体能力の高さで突破を仕掛ける針生選手など、立て続けにチャンスに持ち込んで同点ゴールを狙いに行きますが、ベガルタ仙台も決勝トーナメント4試合で1失点という鉄壁の守備で失点は許しません。
終盤はお互いに1点を狙い、激しく攻守を入れ替える一進一退の攻防となりましたが、前半戦で挙げた阿部選手の豪快なゴールの1点をベガルタ仙台が守り切り、試合は1対0で終了。みごとベガルタ仙台ジュニアが2年連続10回目の全国大会出場を勝ち取りました。
監督・選手コメント
福田直人 監督（ベガルタ仙台ジュニア）
今年の6年生は、一人ひとりが「野心」を持って闘ってくれたと思います。強風の厳しいコンディションでしたが、全員が「鹿児島に行く」という気持ちの強さを見せてくれたと思います。全国では今大会の「夢と、走れ。仲間と、走れ。」というテーマのもとに、まずは全国ベスト4という目標を目指して1試合でも多く闘ってきたいと思います。
似内久穏 選手（ベガルタ仙台ジュニア）
まずは4年生大会、5年生大会と続いて3世代の県大会で優勝することが出来てとてもうれしいです。強風の中でのゲームだったので、キックやシュートなど強くはっきりとしたプレーを心掛けました。チームとしては全国ベスト4、さらにその上を狙っていきたいです。
阿部琉海 選手（ベガルタ仙台ジュニア）
今大会は自分自身の決定力に課題があったので、決勝戦では自分がゴールを決めてチームを助けたいと思っていました。ゴールが決まった瞬間はとても嬉しかったです。宮城の代表という誇りを持って、全国ではしっかり戦って来たいです。
小川陽海 選手（ベガルタ仙台ジュニア）
風が強い中での試合でしたが、攻撃時のリスク管理や守備の連係を集中して出来ました。今大会はGKとして全試合失点ゼロという目標を持っていて、準々決勝の岩沼西戦で1失点してしまったのはとても悔しいですが、全国ではもう一度全部の試合で失点ゼロという目標も持って臨みたいと思います。
| 優勝 | ベガルタ仙台ジュニア |
|---|---|
| 準優勝 | FCセレスタ |
| 3位 / 4位 | FCアルコARDORE / ACジュニオール |
| 努力賞 | FCセレスタ |
| グッドマナー賞 | FCアルコARDORE |
準優勝：FCセレスタ
3位：FCアルコARDORE
4位：ACジュニオール
