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日本勢3連覇へ「日本一丸となって戦いたい」長澤和輝選手インタビュー後編 AFCチャンピオンズリーグ2019

2019年11月08日

日本勢3連覇へ「日本一丸となって戦いたい」長澤和輝選手インタビュー後編 AFCチャンピオンズリーグ2019

AFCチャンピオンズリーグ2019(ACL)の決勝が11月9日(土)と24日(日)に開催されます。ここでは浦和レッズから長澤和輝選手に登場していただき、2大会前のファイナルでも対戦したアルヒラル(サウジアラビア)についてや日本勢3連覇に向けての意気込みを聞きました。

――今シーズン、ACL決勝の相手は、サウジアラビアのアルヒラルです。奇しくも2年前と同カードになりました。

長澤 2年前は第1レグのアウェイは1-1で折り返し、第2レグのホームは1-0で勝ちましたが、ACLの大会を通して一番強かった相手です。勝てた経験はポジティブなものですが、勝負はどちらに転んでもおかしくなかった。決して圧勝したわけではありません。ぎりぎりの勝利でした。あれから2年が経過し、相手はさらに手強くなっています。全く油断できないです。

――今シーズンも2年前と同じように第1レグはアウェイ、第2レグがホーム。浦和にとっては有利なのでは?

長澤 ファン・サポーターの大きな後押しを受けて、優勝を決める第2レグを戦えるのはアドバンテージになります。2年前にそれを経験できていますから。

――前回は第1レグで、アウェイゴール(得点者はラファエル・シルバ)を取りました。

長澤 相手からすれば、ビハインドを負うようなものです。こちらとしても精神的に優位に立ち、試合に臨めました。これもACLの戦い方の一つ。アウェイゴールを取る意味は大きいです。相手は必然的に点を取りに来ないといけない状況になりますから。

――今回はその第1レグのアウェイで、ここまでゴールマウスを守り続けてきた西川周作選手が警告の累積で出場停止になります。

長澤 浦和の底力が試されると思います。ただ、西川選手以外のゴールキーパー陣も、常にいい準備をしています。心配はしていません。

――11月1日の鹿島アントラーズ戦では西川選手に代わり、福島春樹選手がリーグ戦で初めてゴールマウスを守り、堂々としたプレーを披露しました。

長澤 僕は専修大でも一緒にプレーしていますし、高い能力を持っているのは知っています。福島選手なら止めてくれると常に思っていました。大学時代からの後輩でもあります。もし2人そろって出場すれば、気持ちを一つにして一緒に戦いたいです。

――アルヒラルの警戒すべきところはどこですか。

長澤 バフェティンビ・ゴミス(元フランス代表)、セバスティアン・ジョビンコ(元イタリア代表)といった外国籍の選手はもちろんですが、脇を固める選手たちも能力のあるサウジアラビア代表ですし、より注意が必要です。長年、代表とクラブでプレーしているため、連係面も優れています。

――まさに決勝にふさわしい相手ですね。

長澤 西アジアで最も強いチームが決勝に上がってきたと思います。東アジアにはいないタイプです。

――その強いアルヒラルを倒すためには何が必要ですか。

長澤 ここまで積み重ねてきたことを出さないといけません。まず失点をしない。アウェイでは最低でも引き分け以上。点を取れれば、なおいいですが、1-1でも2-2でも、負けずに帰って来ないといけません。カップ戦の決勝ですから、無理にリスクを冒すよりも、手堅く戦うことです。PK戦に例えると、常にサドンデスのような気持ちですかね。その緊張感の中で、駆け引きを楽しみたいです。

――浦和にとっては、Jリーグ史上最多となる3度目の優勝が懸かっています。

長澤 浦和にとっては重要であり、必要なタイトルです。それが求められるクラブだと思っています。

――埼玉スタジアム2002はACLになると、さらにヒートアップする印象です。選手たちも、普通ではない熱量を感じていますか。

長澤 ファン・サポーターの熱さは、ひしひしと感じます。一気に押し寄せるような熱があります。日本を含めてアジア全体を見渡しても、埼スタの熱量を上回るところはないと思います。ファン・サポーターの方々にとっても、ACLはそれだけ特別なものなのかなと。だからこそ、決勝では勝利が必要だと思っています。

――最後になりますが、日本のサッカーファミリーへメッセージをいただいてよろしいですか。

長澤 2017年の浦和、2018年の鹿島アントラーズと続き、日本勢として3連覇が懸かっています。日本のクラブとしてアジアの中で力を示すためにも、今回の優勝は非常に意味を持つものだと思います。日本のサッカーファミリーとともに戦いたいです。アジアのサッカーは、日本がけん引していくんだ、というところを見せたい。そのためにも、決勝では勝ちます。普段はサポートしているチームが違ったとしても、ここは日本一丸となって戦ってもらえればとてもうれしいです。

大会期間:
プレーオフ:2019年2月5日(火)~19日(火)
グループステージ:2019年3月4日(月)~5月22日(水)
ラウンド16:2019年6月18日(火)~8月13日(火)
準々決勝:2019年8月27日(火)~9月18日(水)
準決勝:2019年10月1日(火)~10月23日(水)
決勝:第1戦/2019年11月9日(土)、第2戦/2019年11月24日(日)

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