現役のSAMURAI BLUEプレーヤーの歩みを貴重な写真で振り返る、「SAMURAI BLUE〜プレーヤーズヒストリー〜」。今回は、アーセナルで活躍する冨安健洋を取り上げよう。
福岡県福岡市に生まれた冨安は、小学生の頃から注目される存在となる。中学になると、アビスパ福岡U-15に加入。その才能を開花させた。
2014年、U-16日本代表としてAFC U-16選手権タイ2014に出場。
2年後の2016年にはAFC U-19選手権バーレーン2016に出場し、DF陣の要としてU-19日本代表を優勝に導いた。
カテゴリー別の日本代表で着実なステップアップを見せる冨安。U-19日本代表として活躍する傍ら、飛び級でU-23日本代表にも招集された。
2017年、FIFA U-20 ワールドカップ韓国2017に出場。世界デビューとなるこの大会でもチームの中心としてプレーし、日本のベスト16入りに大きく貢献した。
念願のSAMURAI BLUEデビューは、2018年。9月11日のキリンチャレンジカップ2018・コスタリカ代表戦で初招集されると、続く10月12日のキリンチャレンジカップ2018・パナマ代表戦で先発し、初出場を果たした。
SAMURAI BLUEでの初ゴールは、2019年1月21日。AFC アジアカップ UAE 2019のラウンド16・サウジアラビア代表戦で、チームを勝利に導く貴重な決勝点を決めた。
決勝のカタール代表戦では1-3と敗れ、チームは優勝に届かなかったが、冨安個人としてはキャリアの中でも重要な大会となった。
東京オリンピック2020を目指す世代中心で臨んだCONMEBOLコパアメリカブラジル2019でも、SAMURAI BLUEとして出場した冨安。ウルグアイ代表など、南米の強豪国と真剣勝負を繰り広げた。
コロナ禍で1年延期となった東京オリンピック2020だったが、オーバーエイジ枠で選出された遠藤航らと出場。本調子ではなかった冨安だったが、チームとともにベスト4という結果を得た。
アジア最終予選(Road to Qatar)でも、SAMURAI BLUEを最終ラインから支えた冨安。長年、切磋琢磨を続けた仲間たちとともにカタールへの切符を手にした。
怪我の影響もあり、2022年は苦しい日々が続いたが、世界で戦うことの意味を誰よりも知る冨安が、カタールで戦うSAMURAI BLUEの中心であることは疑う余地はない。
1998年11月5日生まれ。ポジションは、DF。アビスパ福岡U-15、U-18を経て、2016年、トップチームに昇格。その後、シントトロイデンVV(ベルギー)、ボローニャ(イタリア)とヨーロッパで経験を積み、2021年夏にはイングランド・プレミアリーグの名門アーセナルに移籍し、活躍中。
SAMURAI BLUEでは28試合に出場(2022年8月24日現在)。カタールでの勇躍が期待される。