JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > グラスルーツ > 障がい者サッカー > 最新ニュース一覧 > 5人制サッカー日本代表がパラリンピック初戦で快勝! 東京2020パラリンピック競技大会

ニュース

5人制サッカー日本代表がパラリンピック初戦で快勝! 東京2020パラリンピック競技大会

2021年08月30日

5人制サッカー日本代表がパラリンピック初戦で快勝! 東京2020パラリンピック競技大会

東京2020パラリンピック競技大会の5人制サッカー競技の予選第1節が29日(日)、青海アーバンスポーツパークで開催され、第1試合で5人制サッカー(ブラインドサッカー男子)日本代表はフランスと対戦しました。

日本は2004年のパラリンピック初採用から5大会目にして開催国として初出場。歴史的一戦で試合早々にスコアを動かします。4分、ドリブルで突進したフレデリク・ビレル選手から、黒田智成選手がセンターライン付近でボールを奪います。スピードのあるドリブルで一気に2人のDFをかわした黒田選手は、ペナルティーエリア中央から左足で先制ゴールを決めました。

さらに9分、フランス陣内で相手DFが斜めにクリアしたボールが、逆サイドで待っていた黒田選手の足元へ。3人の相手に囲まれながらも右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、日本が追加点を挙げました。

19分には、フランスのゴールから約9メートルの位置で日本がFKを得ます。ドリブルで持ち出した川村怜選手が左足で放ったシュートはフランスの壁の横をすり抜け、GKの股間も抜いてゴールに吸い込まれました。日本が3点差をつけてハーフタイムを迎えます。

日本は後半も、緊密に連携した守備でフランスに決定機をつくらせません。27分には、佐々木ロベルト泉選手が倒されて得たPKを川村選手が決めます。4-0で完勝した日本が、大事な初戦で貴重な勝点3を得ました。

8月30日(月)に行わる予選第2節では大会4連覇中のブラジルと対戦します。

監督・選手コメント

高田敏志 監督
細かく準備してきたコンディショニングがうまくいったことと、緊張して気持ちが高ぶる中でも落ち着いて相手のウィークポイントを突くという判断ができたことが、勝利につながったと思います。メンバー全員が出場しましたが、細かい指示を与えてピッチに送り込んだ交代選手たちが、見事にそれぞれの役割を実行してくれました。

GK #1 佐藤大介 選手(たまハッサーズ)
サッカー日本代表と同じユニフォームを着てこのピッチに立てたことをうれしく思っています。今日はフィールドの選手たちがよく走ってくれて、頼もしく感じました。そのおかげでほとんどシュートが飛んで来なかったので、みんなに感謝しています。

FP #7 田中章仁 選手(たまハッサーズ)
フィールドプレーヤーの4人で声をかけ合って、守備のブロックをつくり続けることができました。緊張感もあって体力的に厳しいところもありましたが、交代した選手がスタメンと同じように戦ってくれたので、うまく1試合をやり切ることができたと思います。

FP #10 川村怜 選手(パペレシアル品川)
まずはパラリンピックの初戦で勝利するためにチームで準備をしてきたので、勝利に貢献できたことをうれしく思います。キャプテンとして「大会期間中もチャレンジャーとして成長していこう」とチームに声を掛けました。全員がピッチに立ち、練習どおりのパフォーマンスを発揮できたので、チームとしての成長を感じています。

FP #11 黒田智成 選手(たまハッサーズ)
2002年にブラインドサッカーと出合って以来、何度もパラリンピック出場を逃して悔しい思いをしてきました。ようやくつかんだ夢の舞台でファーストゴールを決めることができてうれしいです。教員をしている東京都立八王子盲学校の生徒たちにも「ゴールを決めてくるね」と約束したので、初戦でそれが果たせてホッとしました。

FP #14 園部優月 選手(free bird mejirodai)
監督から「ボールを持ったらゴールを目指せ」といわれたので、積極的に縦に突破しようと自分で決めてプレーしました。自分より身長の高いフランスの選手とのマッチアップも負けずにやれるという自信を持つことができました。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー