アクセス・フォー・オールハンドブック テキスト パート1 【2ページ】 ごあいさつ JFA会長 宮本 恒靖  日本サッカー協会(JFA)が「JFAグラスルーツ宣言」を行ってから10年が経過しました。この間、技術の進歩やグローバル化の加速、また、コロナ禍の影響等もあって社会も人々の価値観も大きく変容しています。近年はDEI―「多様性(Diversity)」「公正(Equity)」「包括性(Inclusion)」の重要性が叫ばれ、社会はDEIを推進することによって未来を切り開いていこうと動き出しており、国際サッカー連盟(FIFA)も「FIFA’s Human Rights Policy」を制定する等、人権保護と人種差別撤廃に力を注いでいます。  JFAは2024年、障がい者やLGBTQ+、人種、貧困等マイノリティーを含むあらゆる人々にサッカーに親しめる多様な機会と選択肢を届けようと「アクセス・フォー・オール宣言(AfA)」を行いました。スポーツは健康とウェルネスを促進するばかりでなく、礼節や思いやり、リーダーシップ、献身性や協調性などを育みます。人と人をつなげ、相互理解を促して差別や偏見を防ぐ等DEIが描く未来に大きく寄与するものだと思います。また、少子高齢化の進展や人工知能(AI)の進化によってライフスタイルが変化する中で、スポーツはますます重要な役割を担っていくでしょう。  AfAを実現するための第一歩は、サッカーにアクセスすることを阻害する障壁に気づくこと。そして、サッカーファミリーや自治体、パートナー企業、あるいは他のスポーツ団体等多くの人々とAfAの考えを共有し、それぞれが行動を起こすこと。そのためにもJFAはあらゆる人々をつなげるハブとなってその輪を広げ、インクルーシブなサッカー界を構築していく必要があると考えています。AfAが当たり前になったとき、日本サッカーは名実ともに世界トップレベルになっているでしょうし、「Japan’sWay」に記す「世界一、サッカーで幸せな国」を実現しているはずです。 JFAリスペクト委員 アクセス・フォー・オールワーキンググループリーダー 日比野 暢子  アクセス・フォー・オールは、人権に特化したJFAの姿勢を示す指針となります。JFAの約束2050に示す、サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1,000万人になるには、まだまだサッカーにアクセスできていない人がいることに「気づく」ことが重要です。例えば、女性の競技登録者数が6%であるとの現状の気づき、外国の仲間と地域でボールを蹴る機会が多様にある地域コミュニティの創造、小さいお子さんがいるパパ・ママもサッカー界で心地良く仕事ができる職場環境の構築、障がいのある人もサッカー界の仲間であることが当たり前になること、そのために何ができるかを一緒に考えていくこと等、私達サッカー界が気づき、共に考えていけることの例は、枚挙にいとまがないと言えるでしょう。  Japan’s Wayには、ワールドカップを掲げる国になるために他国を分析した結果、代表の強化だけではそれは成し遂げられるものではなく、サッカーが真に文化として根付き、誰もがサッカーで幸せな国となって初めて可能となるものと明記しています。つまり、このアクセス・フォー・オールはサッカーを文化にすること、誰もがサッカーにアクセスでき、幸せになれるよう取り組んでいきますよというサッカー界の意思表示でもあります。  2023年4月のアクセス・フォー・オールワーキンググループ発足から1年、2024年4月にはアクセス・フォー・オールの宣言に至りました。そして、2025年4月にハンドブックの発行に至りました。一人でも多くの方にアクセス・フォー・オールが目指すサッカー界を、このハンドブックを通じて共有できれば幸いです。 【3ページ】 アクセス・フォー・オール宣言は、多様な人がサッカーを楽しみ、挑戦できることを目指すサッカー界の行動指針です。 日本サッカーは、JFA2005年宣言をミッションステートメントとしてさらなる発展を目指しています。2014年にはグラスルーツ宣言、2021年Japan’s Wayを発し、JFA2005年宣言実現に向け、発展の方向性や意思表示をしてきています。  しかし実際には、まだまだアクセスが疎外されている人が多く見られる現実があります。そこで、アクセス・ フォー・オールワーキンググループの設置が、2023年2月のJFA理事会にて提案され、ワーキンググループを組んで検討を開始しました。このワーキンググループには、JFA関係者だけではなく、各リーグ、団体も参加し、どのような人が、どのような場面で疎外されているのかといった勉強会と議論を重ねたところ、共通した課題があるとの気づきを得ました。その気づきをもとに、アクセス・フォー・オール宣言のステートメントをまとめ、2023年12月理事会にて宣言ステートメントを提案し、承認されました。その後、2024年4月にJFA会長、47FA担当理事、各リーグや団体のトップ対談後に、アクセス・フォー・オール宣言が出されました。 ロゴマークについて 「コンセプト」 全ての色を構成する光の三原色(赤・ 緑・青)を使用することにより多様性を表現しています。 「マーク」 インフィニティ(無限大)をモチーフに、サッカーボールを通して人と人が関わり合うイメージ、平等性、無限の未来を表現しています。 また、重なり合う「A(人)」は、JFA が2022年7月に策定したナショナ ル・フットボール・フィロソフィー 「Japan’s Way」に掲げる日本型ダブルピラミッドの意味が込められています。 「ロゴタイプ」 頭文字の「A」を漢字の「人」で表現することで、誰もが平等にサッカーを楽しむことを表現しています。 【4ページ】 アクセス・フォー・オール宣言 グラスルーツからエリートまで 誰もがサッカーの「する」「見る」「関わる」にアクセスできる多様な「機会」と「選択肢」を持続的に確実に届けます。 (1) 日本サッカー協会は、各リーグや9地域47都道府県サッカー協会、および各種加盟団体と共に、 サッカーを愛するすべての人が全国の日常でサッカーにアクセスし、 サッカーを楽しみ挑戦できることをサッカーファミリーの「あたりまえ」にしていきます。 (2) サッカーを通じて、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)を推進し、 日本のスポーツ文化に変化を起こします。 DEIとは、ダイバーシティDiversity (多様性)、エクイティEquity (公正)、インクルージョンInclusion (包括性)、3つの頭文字 【5ページ】 「アクセス」、「フォー」、「オール」とは  アクセス(Access)と言えば、例えば国立競技場に行くといった「〜へ行くことができる」という意味や、サッカー指導者の講習会の情報を得ることができるといった「〜の情報を得ることができる」といった意味が一般的に知られている意味でしょう。しかしアクセスには、もっと広い意味があります。たとえば、「〜のメンバーになることができる」、「〜する機会を得ることができる」といったものです。オーストラリアの知的障害者スポーツ・レクリエーション協会のエグゼクティブオフィサーのLittleは、これらを踏まえ「アクセスとは活動に参加することの権利」と示しています。もう少し具体的に見ていくと、たとえば、「〜のメンバーになることができる」を「地域のサッカークラブのメンバーになることができる」と読み替えた時、「もしかしたら地域のサッカークラブのメンバーに入ることを誰かが躊躇していたり、入れない雰囲気があったりしませんか。」また、「声をかけられない人がいませんか」「忘れちゃっている人がいませんか」「いやいや、〜さんはクラブメンバーになんて無理でしょうとこちらで勝手に決めていませんか」等、これらの問いをサッカー界の皆さんで問いましょうということです。  そして、フォー(for)は「〜のために」、オール(all)はこのアクセス・フォー・オールは人を対象としているため「みんな(誰もが)」とします。わかりやすく言えば、「誰もが(サッカーに)アクセスできる」宣言が、「アクセス・フォー・オール宣言」となります。 【6ページ】 世界のサッカー界での様々な取り組み  1980年頃より、様々なバックグランドをもつ人を排除するのではなく、包括していきましょうとするインクルージョンの考えが欧米を中心に広がっていきます。その動きは、やがてスポーツ界やサッカー界にも広く浸透し、取り組みが始まるようになります。サッカーでいえば、女子ワールドカップが1980年から開催され、イングランドサッカー協会は1990年代後半に障がいのある観客の支援、2001年には“kickitout”という人種差別をなくそうとするプロジェクトをスタートさせます。プレミアリーグは、試合前やハーフタイムにて、差別を見たり聞いたりした人は通報するよう、各クラブがそれぞれで制作したビデオを配信しています。  障がい者については、国連の障害者権利条約が2006年に提唱され、「私達のことを私達抜きで決めないで」を合言葉に、スポーツ活動への参加も権利として示されました。FIFAも人権政策(Human Rights Policy)を2017年5月に打ち出します。その政策文書の冒頭に、「FIFAは、国際的に認められた人権を尊重することを約束し、これらの権利の保護を推進するよう努めます」と記しています。2023年から2027年のFIFA戦略にも、第6章の社会的責任の中で、特に人権について強調されています。セーフガーディングをはじめとするFIFAの人権に対する関心と戦略は深まりをみせています。 (1) FIFAの取り組み 「FIFA’s Human Rights Policy FIFA 人権ポリシー」 FIFA憲章では、国際的なスポーツ統括団体として、国際的に認められたすべての人権を尊重し、権利の保護を促進することを定めています。2017年には国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいて「FIFA人権ポリシー」を策定し、FIFA主催大会等の事業における労働者の権利や差別撤廃等の人権対策や、加盟団体等と連携しながらサッカー界全体で人権への取り組みを推進することを掲げています。 「The Women’s Health, Wellbeing,and Performance Project 女性の健康プロジェクト 『スナップショット』」 2023 年 8 月 に 発 足 し た FIFA のプロジェクトであり、女性の競技参加、教育、パフォーマンスの向上等に向けて、これまで2年間取り組んできたものをさらに推進するために始動。女性は男性のミニチュアではなく、様々な面で異なるもの。女性を女性として準備、トレーニングしていくべきであるということが発信されました。 「Disability Football Toolkit 障がい者サッカーツールキット」 2025年2月に開発された障がい者サッカーツールキットは、障がい者サッカーの発展と持続可能な運営を支援し、障がいのある人がサッカーのあらゆる側面に積極的に参加できるようにすることを目的としています。このツールキットは、各国のサッカー協会、リーグ、クラブ、指導者、ボランティア、障がいのある選手等、サッカーに関わるすべての人々が活用できるように設計されています。 (2) Centre for Access to Football in Europe ヨーロッパにおけるフットボールスタジアムへのアクセス 2009年にヨーロッパサッカー連盟(UEFA)の資金提供により、 障がい者がもっと試合を観戦しに来られるよう、新たなサイトを開設。各競技場のトイレや駐車場等のアクセシビリティの情報をはじめ、DAO(Disability Access Officer:障がいのあるファン・サポーターに対応する担当者)の情報、DAOのネットワークを構築することにも取り組み、各国サッカー協会/連盟、クラブ、ファンを含む様々なステイクホルダーと共にフットボール界のアクセシビリティを発展させることを協働しています。またアカデミーを開催し、多くの方に情報を提供する場を設けています。 (3) Equality, Diversity and Inclusion Strategy “A GAME FOR ALL” EDIを推進するイングランドサッカー協会の戦略 英国「Equality Act 2010」(イギリス2010年平等法)で明示化された9つの分野(宗教・障がい・年齢・人種・性別・性的指向・性自認・妊婦・婚姻関係)に属する人々も平等であるとし、「In Pursuit of Progress initiative(進歩を追求する取り組み)」 や「The Football Leadership Diversity Code(フットボールにおけるリーダーシップに多様性を持たせる規範)」等、様々な取り組みを実施。グラスルーツでは EDI(Equity, Diversity and Inclusion)カレンダーを作成し、積極的に啓発を行っています。 (4) Biggest Ever Football Session 史上最大規模の少女のフットボールセッション 2024年の国際女性デー(3月8日)には、イングランド内の5,000校から465,000人の少女達がサッカーセッションイベントに参加。すべての女の子に、プレーヤーはもちろんコーチから審判、報道関係者まであらゆる立場において、サッカーにふさわしい存在であると示すことを目的としています。 【7から9ページ】 アクセス・フォー・オールの基本的考え方 国内外の社会的要請や変化を踏まえ、多様な人々がサッカーに関わる機会を得られるよう、「アクセス・フォー・オール宣言」では、グラスルーツからエリートまで、誰もがサッカーを「する」「見る」「関わる」ための多様な「機会」と「選択肢」を、持続的に提供することを掲げました。 次のページから、その基本的な考え方を示します。 アクセス・フォー・オールには、3つの大事な考えが基盤にあります。 (1) DEIの推進 DEIとは、Diversity(ダイバーシティ)、Equity (エクイティ)、Inclusion(インクルージョン)のそれぞれの頭文字をとった略称です。イギリスでは、 Equityが最初に来て、EDIという表記されていますが、日本ではDEIが一般的です。   「ダイバーシティ」 最初のダイバーシティですが、多様性と訳されます。この多様性は、例えば、年齢、性別、セクシャ リティ(性的指向)、人種、民族、国籍、宗教、障がい、価値観等、異なる特徴・特性を持つ人がともに存在 する状態を指します。そしてこのハンドブックでは、 そうした異なるバックグランドがあるすべての人が尊重され、そして心地よくフットボールの「する」「見る」「関わる」ことができることを意味します。 「エクイティ」 エクイティは、公正と訳されます。 たとえば、壁越しにサッカーを観戦している家族がいるとします。一人は大人、一人は中学生くらいの男の子、もう一人は5歳くらいの女の子です。壁は大人ならば踏み台がなくても観戦できる高さです。 平等(Equality)の状態では、3人に踏み台が一つずつ渡っています。しかし、目線の高さには差があり、女の子は目線が壁を超えません。「平等」は、皆さんが平等な機会が自動的に与えられるとも読み替えられます。 次に公正(Equity)です。「公正」とは、それぞれの 事情に応じて、その人にあった公正な機会を提供しましょうというものです。3つある踏み台をそれぞれの身長に応じて割り当てています。大人はそもそも踏み台はいらず、女の子は踏み台を2つ使用します。これにより、目線の高さは同じになり、皆が公平な条件で試合を観戦できます。しかし、現実は成人男性に多くの踏み台が割り当てられて、小さな子どもは試合を見る視野(サイトライン)も担保されず、小さな穴から覗き見ているような状況になりがちです。 サッカーも男性を中心に発展してきた歴史があり ます。女性の競技登録者数が6%という日本の現実(2024年現在)も、公正の観点から見ると、私達が一度立ち止まる必要があることを示唆しているものと言えるでしょう。 「インクルージョン」 インクルージョンは、「含む」という意味です。ただし、そこにいるだけという状態を示している言葉 ではありません。そこにいて、しっかりと活動できていることが重要なのです。アクセス・フォー・オール宣言をDEIの観点からあらためて整理しましょう。アクセス・フォー・オール宣言に示されている、グラスルーツからエリートまで、「する」「見る」「関わる」という活動に、多様な人々が(ダイバーシティ)、それぞれに合わせた状態で(エクイティ)、排除されることなくサッカーにアクセスできるよう(インクルージョン)取り組んでいきますという意味となります。 (2) サポートではなくデリバリーであること 「デリバリー」という言葉は、イギリスやオーストラリア等、世界のスポーツ政策で用いられています。 デリバリーには「きちんと(必要な人に)届ける」という意味があります。その具体例として、デリバリーピザを例にあげましょう。デリバリーピザは届かないといけません。私達のサッカーという活動も、しっ かりと一人ひとりに届かないと意味がない、だからデリバリーという言葉を使います。一方、「サポート」 は、支援側からの一方通行になることもあり、それ が一度きりであっても良いという意味も含まれます。デリバリーがその人の状態に合わせてきちんと届くことが重要とされるという点からも、このアクセス・ フォー・オールではデリバリーを大事な考え方の1つとしています (3) 社会貢献ではなく、サッカーファミリーの当たり前であること 対象がマイノリティーの人々を対象としているというと、社会貢献という枠組みで捉えられがちですが、 アクセス・フォー・オールでは、「すべての人をサッ カーファミリーの一員として迎え入れることがサッ カーファミリーの当たり前であること」を強調しています。マイノリティーはよく「少数派」と訳されますが、単に人数の問題ではなく、「その活動の権利や恩恵が充分に与えられていない人」に置き換えると分かりやすいかもしれません。例えば、女性、性的指向、障がいのある人だけではなく、外国籍、貧困の方、年齢、さらには若いパパやママ、小さいお子さんのいる人、災害や居住地によりサッカーにアクセスすることが難しい人もいるかもしれません。 2つのキーワード (1) デリバリー 一方的に「サポートする」ことではない。多様な機会や選択肢を確実に届けること (2) 行動指針 行動指針を示すことで、サッカーに関わる人々が、サッカーにアクセスできていない人達がいることに気づく。その高まった気づきをもって、日常のサッカー活動を行うこと 【10ページ】 JFAのすべての取り組みは「JFA2005年宣言」の実現に向けられています。 「JFAの理念」 サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。 JFAのすべての取り組みは、この理念に向けられているものです。私達はサッカーに携わる者として、「サッカーを通じて」この目標に向かっていきます。 アクセス・フォー・オール宣言は、この理念に向けた一連の取り組み・発信の中にあるものです。 「JFAグラスルーツ宣言」Football for All サッカーを、もっとみんなのものへ  年齢、性別、障がい、人種等に関わりなく、だれもが、いつでも、どこでも。私達JFAは、サッカー、そしてスポーツの持つすばらしさをもっともっと、たくさんのみなさんと分かち合い、育みたいと考えています。2014年にJFAは、あらためて「グラスツー ル」をとらえ直し、グラスルーツを、プロとエリート以外のすべてと定義しました。あらゆる層にサッカーのすばらしさを分かち合いたいということを明記しました。低年齢のサッカーへの入口ということに限らず、広く生涯にわたる様々な楽しみ方をお伝えしたいということです。 「Japan’s Way 世界一サッカーで幸せな国へ ダブルピラミッド」 私達は、世界一サッカーで幸せな国を目指します。そのためにもダブルピラミッド(下図)、すなわちより高いパフォーマンスを目指す青いピラミッドと、生涯楽しむ緑のピラミッドの両方が日本サッカー全体を形成しており、両方が発展することが重要であるということです。この2つのピラミッドが重なり、双方の相乗効果があり、互いをさらに高め合います。このダブルピラミッドがグラデーションで深く重なり合っているのが、日本サッカーの特徴です。もっともっと皆さんにいろいろな楽しみ方をしてもらえるサッカーでありたい。そしてこれは、アクセス・フォー・オールに直接つながっていくものです。あらゆる楽しみ方、価値観を寛容に受け入れ、誰もが楽しめる、挑戦できるサッカーとなることを目指します。 「みんなのサッカー」=多様性を抱きこむ @ 多様なグループが真に楽しめるものであること A 多様な価値観、楽しみ方を寛容に受け入れること B 能力に応じて楽しめるものであること C 安心・安全であること D みんなに応援させるものであること